良かった。青春直球ものというかシンプルな構成な映画なんだけどジーンと来る良い映画でした。
それぞれ心の中にいろんな傷ついた部分をもちながらクラスでミュージカルを上演する事になりミュージカルを作る事を目標にそれぞれみんなが自分とも友達家族とも向かい合って行くという映画です。
こっからネタバレ注意です。
タイトル通りそれぞれが本当に言いたいこと言葉の持つ力、伝える事の大切さ、分かり合う事がテーマになっています。
まず印象に残ったのは主人公の女の子のかわいさです。
主人公が声を出せない女の子です。なのでその分動きや表情ですごく感情を表現しててそれが魅力いっぱいに見えました。
脚本も構成も良く出来ていて、野球部の男の子の感情の動きや優等生の女の子の心の動きもみんな丁寧に描かれていたのでするっと入っていけました。
あとラストのミュージカルのシーンのクロスされてる曲はもうなんかここまでの彼女たちの全てが洗い流されていく様で気がつけば涙が出ていました。
でもほんとに彼女たちがまっすぐすぎて、しっかり向かい合ってて眩しすぎてツライ。
ド直球の青春映画です。
なんかとらドラとか見てても思うんだけど、ちゃんとやってる高校生ものとか見ると羨ましいとかいろんな感情がまざっちゃって素直に見れない。
ま、それは置いといて、アニメ映画でありながら非常に丁寧に何よりアニメ映画にありがちなアニメでの文法だから説明いらんよね感とか無いので非常に見やすいと思います。
正直との内容アニメでやる必要あるのか？とも思うぐらいの内容です。
ただ、ストーリーの主軸はシンプルなのに面白く見れるのは演出面とか音楽が良いからなんでしょうなぁ。
やっぱ長井龍雪監督、田中将賀キャラデザ、岡田麿里脚本はおもしろいんだなと思いましたよ。
オススメっす。
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